久しぶりに記事を書きました
こんにちは。ご無沙汰しています。
ブログを最後に更新したのが1年前くらいだったので、あー、かなり時間を空けてしまったなあと反省しています。
今回、一気に記事をアップしましたがこれは過去に書き溜めておいた愛着障害に関する情報です。大変お待たせしました。
この1年仕事に追われていたので、ブログの存在すら忘れてしまっていたり・・汗
でも心理学については毎日のように記事は貯めていましたし、本も購入していましたので、時間を見つけてまとめていこうと思います。
(新たな気付きもありました。それについても書きますのでお楽しみに)
【愛着障害】11.ココロの泉を枯らさないために
今回愛着障害を学んだことで、色々振り返りました。
私自身、親から支配に近い過干渉や、いじめによる人間不信によって不安型と回避型の両方を持つ「恐れ回避型」の愛着障害を持っていることに気づきました。
なぜ私のメンタルは安定しないのだろう。
なぜ私はこんなに周りの人の言動や行動に振り回されるのだろう。
20代から悩み続けたその答えは、愛着障害でした。
それが分かっただけで、心の中に閉じこめ否定してきた闇の部分に向き合おうと思えるようになりました。
私はこれまで、どうしても自分を認めてもらおうと、様々なことに取り組んでいたと思います。
いわゆる不安型がそうさせていたんでしょう。
ありとあらゆる資格を取ったり、通信制大学で学んだり、毎日仕事にフルブーストかけて取り組んだり・・
そのくせ回避型の一面である「人と関わりたくない」「縛られたくない」という心理もあって、褒められても素直になれません。
実は通信制大学で優秀論文をいただいているのですが、あの時の私は正直「私にそんな資格なんてない・・」と負い目の気持ちの方が断然に強く、無理して笑顔を作っていたのです(関わっていたみなさん本当にごめんなさい)。
認められたい、親しくなりたいのに、人と深く関わる事が怖い。
だからいつまでたっても心は満たされない。
たとえ仕事とかで認められても、その感情は底に穴が開いた樽のようにどんどん流れ出し、いつまでも満たされない・・。
求め続けるあまり、自分を限界まで追い詰めた結果、「やっぱり誰も分かってくれない」と自暴自棄になったり自己嫌悪に陥ったりする無限ループ。
ホント、面倒な性格。
つくづく愛着障害は、人として伸び伸びと生きられない、辛く苦しい、憎いものと分かったのです。
🌻
話は変わりますが、私が全推しするハートキャッチプリキュアのミッションは、誰もが心に咲かせている「ココロの花」を守ることでした。
さて、ココロの花がハトプリなら、私は・・
寝ながら一人考えました。
一番大切なのは、自分で自分を認めること。
それを教えてもらいました。
先ほどの樽の話ではありませんが、結局私がいつまでも満たされないのは、満たされない状況を自ら作っていただけだった。
これまで満たされたと思っていたものは、他者から認められたという、他人中心。
ならば今度は私自身が私の心を満たしてあげればいい。つまり自分中心。
そう考えると、外的から注いでもらう樽というより、ココロの内側から懇々と湧き上がる泉のよう・・。
「ココロの泉」という言葉が浮かびました。
私の中にココロの泉があり、その水は決して枯れることはない。
だけど自分を否定したり誰かと比較したりすればすぐ枯れてしまう。
だから枯れないように、枯らさないように、常に自分の行動を全部肯定しよう。
そうすればいつまでもココロの泉は満たされる・・
そんな概念が導き出されました。
🌻
どんな行動も、どんな感情も、決して否定しないでください。
すべて「いいよ」と認めてあげてください。
それが、ココロの泉を永遠に満たす行動であり、愛着障害を乗り越え、自己肯定感を確立させる手段なのです。
【愛着障害】9.愛着障害の克服は依存症の克服にも役立つ?
岡田先生の著書を参考に実践をしていると、私自身ちょっと変化が現れてきています。
それをちょっと報告します。
私はこれまで何かあるたびに、「即SNSに投稿!」と動いていましたが、そういう気持ちが減ってきたように感じます。
というか、投稿どころか見る気持ち自体が消えつつあります。
これまでの行動を振り返ると
伝えたい!と思うとすぐSNSに投稿。そのとき、反応があればラッキー!、ない状態が続くとイライラしていました。
冷静になればかなりの依存心があったと思います。
しかし実践を始めてから、投稿しよう!と思っても、まあ別にいいかな、と思うようになり、あまりSNSに上げたいと思わなくなり、最低限に留めるようになりました。
さらにこれまでは数分ごとにSNSを見るような、一種の依存症に近い状態だったのもなくなりつつあります。
さらに食べるものにも変化がありました。
ポテトチップスやお菓子を求めなくなったり、常に何かつまみ続けるような行動も減っているように感じます。
おそらく、自慢も否定も全て肯定することで、自分でも気づかない潜在的な部分が感じていたストレスが軽減されていたり、自分に対する揺るがない信頼によって、SNSや対人関係における心の揺らぎが減ってきていることなどが考えられます。
自信は仕事を中心にそれなりにありましたが、他者からもらう評価のため、どうしても時間が経つと消えてしまったり、ちょっとしたことで一気に崩れてしまうため、安定しない感じでした。
それが全肯定という、たった一つの行動で内側から自信が溢れてくるのですから、本当に不思議で仕方ありません。
愛着障害の概念は、愛着が不安定だと情緒不安定や無関心といった人格面に対する問題が起こり、一方で愛着の絆が確立されていると情緒が安定し探求心が芽生えると言われています。
確かにその部分は強く実感しています。
しかし愛着障害は人格面だけでなく、過食やSNS、買い物依存といった依存症も起こすのですから、いかに愛着を満たすことが人間にとって重要なのかを学びました。
岡田先生もおっしゃっていますが、愛着障害が依存症を引き起こすのは事実で、この部分については正直無自覚に近かったです。
満たされないから満たされるものにすがりつく。
それは人だったり、物だったり、行動だったり・・
そういった依存から脱却できず苦しんでいるのでしたら、根底に愛着障害が潜んでいるかもしれません。
【愛着障害】8.人と違うことを責めなくていい!あなたはあなた!
とにかく私の性格は子どもの頃から人と違いまくっていました。
女子なのに、男子がやることが大好き。
というより女子が好きな物は毛嫌いしてしまいます。
ファンシーなもの、かわいいもの、アイドルや女優俳優・・
全く興味が湧いてこないのです。
逆に野球にゲーム、電車といった男子向けのものが大好きです。
昔は価値観の固執が今よりも強く、女子は女子らしく、男子は男子らしくの考えで人を区別し、外れた人は排除する風潮だったと感じています。
しかし最近はスピリチュアル的に考えると、星の運気が個性的な人を表す「水瓶座」の方向に動いているため、ジェンダーフリーや同性愛、一芸に秀でている人やちょっとニッチな人が認められる時代になりました。
おかげで私のような難あり性格も受け入れられつつあるのは本当にありがたいものです。
とはいえ、これまでの間に何度となく「あなたは間違っている!」という否定批判を受けたことで形成された「私は間違っている」の念は消えません。
具体的に言うと、一番苦しんでいたのは身内が病気になると苛立ちがわき上がる点。
普通に考えれば「あり得ない」と思われますが止められないのです。
長年葛藤していましたが、その原因も実は愛着障害と分かりました。
著書によるとこれは回避型の一部で、養育者からの放置が原因とありました。
確かに風邪をひいて寝込んでも、飲み物や薬が置かれているだけで誰も来ない。
甘えることすら許されない。そんな雰囲気が家庭を包んでいました。
どうしてこうなんだろう・・
どうして人に優しくなれないんだろう・・
ずっとそのことを考えていましたが、その原因が分かったときは言葉にならない感情が溢れました。
「あなたは悪くないんです。だからもう責めなくていいんです」
何度も自分に言い聞かせたことで、縛り付けられた感情からようやく解放されましたし、合わせて親に対する恨みもやめて、許そうと思えるようになりました。
もしあなたが私のように価値観に縛られていたり、自分を責めているのであれば、やめましょう。
他人と違うことは間違いではありません。
あなたが社会でそれなりに生きていけているなら、それでいいのです。
全部が全部、周りに合わせなくていいのです。
あなたはあなた。自信を持ってくださいね。
【愛着障害】5.封じた闇を解放せよ!
ここから愛着障害の克服を突き詰めていきます。
一つ目は子どもの頃に負った心の傷の修復です。
といっても結構これが難しいです。
なぜなら、これまでの経緯から「私が悪いんだ」とか「どうせ無理だから」といった諦めによって心の奥深くに閉じこめてしまっているから。
さらに封印した時の多くが子どもの頃なので、なぜそうなったのかうまく表現できない、言語化できないといった問題も潜んでいます。
そのため、じゃあその頃のことを話してごらん、と言ってみても言葉にならなかったり、人によっては頭が痛くなったり気分が悪くなったりするので、余計に奥へ奥へと追いやってしまうのです。
愛着障害を持っていると、とりあえず表面上の対人関係は築けても、些細な言葉によって奥に潜む愛着障害が活性化しやすく、オドオドしたり不安を感じたりすることもあれば、逆に否定したり感情と逆の態度を見せたりと、極端な行動が生じてくるのです。
ではどうするか。
なぜそのような心理状況になったのかを思い出し、当時感じていた、思っていたあなたのその気持ちを率直に吐露するのです。
聞き手はカウンセラーやセラピストといった専門家にお願いしてもいいですし、友人や恋人、配偶者などあなたのことを受け入れてくれる人でもいいです。
深い話ですからそれはちょっと・・と思うのでしたら紙に書くだけでも効果はあります。
たとえば私の一部分ですが
いつも私は母親から見放されていた。
褒められた記憶がない。
いつも怒られていた。
認めてもらえなかった。
なんで私のことを見てくれないの・・
もう一つ
家族の誰かが病気になると攻撃的になる。
そんな自分は人間としておかしい。
それに他人の痛みが分からないときもある。
人と違うことが多すぎる。
なぜなのか・・どうしてなのか・・
→それは結局愛着関係が希薄だから。
→子どもの頃に話を聞いてもらえなかったから。
→聞いていたとしても流されて全く真剣さがなかったから。
→もっと私を受け入れて欲しかった!
→もっと親と関わり合いたかった!
と、自然に当時の自分が思っていた心の声や葛藤が爆発するようになります。
そうしたら、その思いを優しく抱きしめてあげてください。
苦しんでいた自分を受け入れてください。
この感情の爆発と発散が、解決になります。
本を読んで実践してみたら、とにかく涙が止まらなかったですね・・
胸の中から苦しさや悔しさが溢れかえって、何かを殴りたくなったり暴れたくなりました。
でも面白いもので、こうした感情の爆発が収まると穏やかになって何かに包まれている感覚になるのです。
それはとても温かくて、全身の力が抜けるような・・
これが高津さんの「許す」や心理学の「欲求不満の解消」であり、愛着の修復だと分かったのです。
マンガにもありますが、このように他者に話すことで客観的に捉え、受け入れることで修復が図られます。
同時に自分という存在も認められるのです。
余談ですが先に挙げた私の苦しみは、この本を読んで全部障害から来るものと分かり、捉え方が180度変わりました。
ちなみに実践していると人によっては体調が悪くなることもあります。
私もその後ちょっと体がだるくなりました。
これは好転反応といって、今までと真逆の行動をすることによって体がびっくりするからで、悪いことではありません。
繰り返していくと徐々に体は慣れてきます。
まとめると
封じた心の闇を解放することは、自分らしく生きる第一歩
と考えました。
ある程度客観的に捉えられていたはずの私でさえ、感情が抑え切れませんでしたから、人によっては思い出すことで怒りや恨みが爆発するかもしれません。
それでいいのです。
むしろ鬱々と閉じ込めて一切向き合わない方が毒だと思います。
とにかく閉じこめていた闇を解放すること。
これが大事なのです。
あなたの中にあるモヤモヤや不安、苦しみを、ぜひ打ち明けてください。
そんな小さな行動によって、愛着障害は自ずと克服できるようになるのです。
【愛着障害】4.子どもの頃に負った心の傷が、愛着障害の元凶
さて、愛着障害の原因とは一体なんなのでしょう。
それは一つ。
「子どもの頃に負った心の傷」です。
私自身振り返ると、子ども時代は平穏ではありませんでした。
話すと本当にドン引きされるような内容なので、ここでは著書から引用しつつ簡単にまとめたいと思います。
母はこのマンガのような人です。
とにかく効率主義で、無駄な行動一つすれば常に叱られていました。
また世間体を気にするが故の押し付け、気分屋の性格もあり、それが今思えば、不安型を形成した要因の一つだと解釈しています。
父親は私に野球や将棋を教えてくれたり遊んでくれた印象があり、母親より関係はマシだったと思います。
しかし育児に積極的ではなかったので、今もせいぜい挨拶程度の会話です。
2つ上に兄がいます。
兄とは同じラジオ番組を聴いたりホビーを楽しんだりしたので、私の性格の一部は兄によって作られたかなと思います。
そんな兄とも距離があって今はほとんど話はしません。
ほかにも長年特定の同級生から攻撃を受けていましたので、まさに「恐れ・回避型」の愛着タイプが形成されたのだと思います。
それでも中山さんや浅見さんとの出会いで、闇の部分はかなり軽減され、安定型が増えたものの、今もこんな気持ちが周期的に襲ってくるのは事実。
人を信じたい気持ちと、そうでない気持ちが振り子のように揺れ動くこのジレンマは、本当に苦しいものです・・。
岡田先生は著書の中で、こうした愛着障害を克服するためには、
- 封印している子どもの頃に負った心の傷に面と向かい合い、解決させる
- 行動のすべてを全部肯定してくれる安全基地を持つ
を提言しています。
これはそれぞれまたご紹介していきましょう。
結論としては、
「愛着障害の原因は、子どもの頃に負った心の傷」
まずここに気づくだけでも、克服への一歩は大きく踏み出せています。
本を読んでみて、やるのは今しかないと気づきました。
このままずっと見て見ぬ振りするのではなく、真剣に、真摯に向き合おう。
そう決心しました。
参考文献
【愛着障害】3.愛着障害は3タイプ
ここでは、愛着障害のタイプについてお話します。
基礎知識として、愛着障害には「不安型」「回避型」「安定型」の3タイプがあります。
そのほかにも合併型として
「恐れ・回避型」
「安定・不安型」
「安定・回避型」
「不安・安定型」
「回避・安定型」
が存在するそうです。
不安型の特徴
不安型は、相手の表情に敏感で「受け入れてもらえるか」「嫌われていないか」という不安を常に抱えているのが特徴です。
- 相手によく思われたいと努力しているのに、実際は期待通りの結果が得られない。
- 期待されるとプレッシャーを感じてしまう。
などの症状があります。
回避型の特徴
一方の回避型は、人に依存しないしされたくない、気持ちを共有する事が少なく、積極的に関わらない傾向が強いです。
- 人と喧嘩するくらいなら自分が身を引けばいい。
- 人の痛みに無頓着で、相手を傷つけていることに気づけない。
- 親しい関係が重荷に感じる。
などです。
ちなみに私は「恐れ・回避型」でした。
恐れ・回避型の特徴
これは簡単に言うと「不安型」「回避型」の合併です。
- 人の反応に敏感で見捨てられる事への不安を持つ。
- 人と関わりたい、仲良くなりたい反面孤独を好む。
- 傷つきたくないから深く関わりたくない。
というもの。
著書によると、合併タイプの中で、このタイプは多いそうです。
とても面倒かつ厄介なタイプとも言えます。
最後の安定型は、自己肯定感を持ち、対人関係のバランスがよい。相手の言葉に傷つくこともなく、相手も自分も信頼できる存在という確固たる信念を持っていることが特徴で、本来あるべき心理状況です。
いかがですか?
みなさんはどれに当てはまりますか?
興味ある方は著書の巻末にタイプ診断があります。是非お試しください。
参考文献