スピリチュアル心理学 spiritual-psychology

心理学や自己啓発本、スピリチュアル実践から気づいたことを書く独り言ブログ

嫌な人はあなたを成長させるためにある

許すの話には、続きというか一つの出来事があります。今回はその話を。

 

初めて「許しましょう」という考えに触れたのは、浅見さんではなく別の方の本からでした。

 

それは今からもう15年ほど前でしょうか。

私は仕事のストレスで体調を崩し、1年ほど仕事から離れていました。


責任感が強すぎて、自分がやらなきゃいけないという追いつめが限界に来てしまったのです。

 

最終的にその会社は辞めることになるのですが、当時の上司が私にメンタル面の回復にと、ある先生を紹介してくださいました。

 

その先生は整体もしつつ私のメンタル面の相談にも乗ってくださり、立ち直るためのヒントをいただきました。


そのとき教えていただいた「大丈夫、すべては上手く行っている」のお言葉は今も口ずさむ呪文の一つです。

 

そんな先生のところにはいろいろな本が置かれており、その中にあった一冊の本がどうしても気になって、いつも立ち読みしていました。

 

ある程度治療が進んで、私自身そろそろ卒業かな・・と思いつつその日も本を開いて読んでいたら、先生が「そんなに気に入ってるのなら持って行きなさい」と渡してくれました。

 

「それだけ気になるのなら、今のあなたに必要だということですよ」

 

穏和な笑顔の先生の言葉に甘えて、私はその本をいただきました。

 

とても暖かみのあるイラスト、見るたび包まれるようなその本は、当時の私を何度となく癒してくれました。


そして後に浅見さんとの出会いにつながるのです。


この方の「許す」とは、

 

あなたの周りで嫌なことを言う人や意地悪をする人は、あなたの魂を成長させるために仕方なく行っている。だから有り難く思ってください

 

というもの。

 

その考えで振り返ると、怒りで許せなかった人に対して「ああ、私のために、やりたくないけれどそんな立場で接してくれていたんだ」と思えるようになり、心からありがとうと許せるようになりました。

 

「許す」って本当に難しいかもしれませんが、だからといってその人や物事に対していつまでもしつこく思っているのは執着でもあり、疲れるように思います。

 

精神の限界を超えてしまったという、私の中では辛い思い出も、先生や一冊の本との出会い、そして引き力の法則といった、思考の柔軟性へと変化できたので、決してそれは無駄なことではなかったのだと思っています。

 

自分にも、周りの人にも、穏やかな気持ちをどこかに持つだけで、きっと世界は今よりもっと優しくなれると思います。

 

皆さんの日常が、一日も早く戻りますように・・

 

 

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