相手を傷つけずに指摘する方法教えます
こんにちは。
仕事をしていて、上司からいきなり「なんでこうしなかったの?」と追及されるように言われたら、あなたならどう思いますか?
驚かれる人もいますし、ビクッとしたり、ムッとしたりする人もいるでしょう。
実は間違った指摘をすると、仕事の効率を下げてしまう可能性があることをご存知ですか?
生活に活かせる心理学。
今回は相手を傷つけずに指摘や改善点を伝えるコツについて紹介したいと思います。
指摘してから褒めると・・
でははじめに、指摘してから褒められた場合の会話を見てみましょう。
「この前の報告書だけど、この書き方だと伝わらないよ」
「でも全体的にはよかった。次も頑張ってよ」
いかがですか?言われてみて嬉しいですか?
あまりそんな印象にはなりませんよね?
褒められているはずなのに、なぜかモヤモヤ・・
人は、最初に受けた言葉を強く印象に残します。
だけど未だに多いんです。こういった表現での指摘が。
Yes But(イエスバット)法
さきほどのように、最初から頭ごなしに間違いや失敗を指摘すると、受けた相手は、頑張りを認められなかったと認識します。
これは自己肯定感を下げる原因にもなります。
指摘を受けることで失敗を恐れるようになると、意欲も下がるので仕事効率も悪くなりますし、関係性も悪くなることも。
そのため、相手に間違いを指摘する場合、まずは取り組んだこと、頑張ったことを褒めて認めてあげることが大事です。
会話で見てみましょう。
「この前の報告書だけど、全体的にはよかったよ」
「でもこの部分の書き方は伝わりにくいね。こうしてみたらどうだろう」
「次も頑張ってよ」
どうでしょう?
印象、全然違いますよね!
このように、最初に褒めて、だけどね・・と伝える方法。
これをYes But(イエスバット)法と言います。
言い方を逆にしただけなんですが、受けた側の気持ちは
「ああ、ちゃんと見てくれているんだ」
「よし、次では反省を生かして頑張ろう!」
となります。
こうした手法は、認めてもらいたい、評価されたいという『自己是認欲求』も満たされるという、まさにいいことずくめなのです!
もちろんプライベートでも活かせます。
たとえばいつも話を聞いてくれたり、助けてくれるのは嬉しいけど、一言多い友人の態度に対してなら、嬉しい気持ちを伝えたあと、直してほしい部分を伝えると案外すんなり受け入れてくれると思いますよ。
まとめ
今回は相手を傷つけずに指摘する方法として、Yes But法について紹介しました。
誰かに間違いを指摘するのは言いにくいものです。
繊細な性格の人は指摘されただけで立ち直れなくなることもありますので、注意が必要です。
だからこそ、相手の立場を理解した上で、意見を述べるのが大事なんです。
ちなみに、ほめて伸ばす方法は、『ピグマリオン効果』とも呼ばれます。
それはまた別の機会にでもご紹介しましょう。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!